2021年1月15日金曜日

本格的なボケが

 午前中、車の修理屋さんから車検完了の知らせがあり、コンビニATMで車検代107,000円ぴったり引き出しました。ATMのボタンに触れることはコロナ感染リスク大なので、店を離れる前に手を消毒しようとカウンターに設置されたセンサータイプのアルコール噴霧器らしきものに両手をかざしました。!?反応がありません。

カウンターの中から店員が「消毒薬はあっちですけど」とあざ笑っていました。私が手をかざしていたのはコンビニコーヒーの吐出ノズルでした。

古い車でもタイヤとバッテリーを新品に換え、車検であちこち不具合なところを調整してもらったら、また車旅に出たくなりました。風が生暖かく春めいてきました。

2021年1月13日水曜日

友人の葬儀にネットで参加

中学校時代の同期生だったT君が年明けまもなく逝去し、東京のご自宅近くのキリスト教会で葬儀が執り行われました。享年72歳。晩年は肝臓がん、悪性リンパ腫、そして最後は白血病と次々襲いかかってくる病魔との壮絶な戦いの様子を感情的、感傷的になることなく冷静、客観的に、同期のクラスメートで作っているメーリングリストを通じて、我々にも知らせてくれていました。

可能な限りの最先端かつ最良の治療を国立の専門病院で受けつつも昨年末には積極的な治療法が尽きて退院を余儀なくされ、自宅で緩和ケアを始めた矢先の急変でした。戦後ベビーブームに生まれた我々同世代の人間は、科学の力を素直に信じる教育を受けてきたので、T君も最後まで医学に対する信頼感を失わなかったのではないかという気がします。

葬儀の様子は前もってネット中継する旨ご遺族様からご案内があり、我々中学校時代の同級生も、それぞれの自宅において友人との別れに立ち会うことができました。コロナ禍の時代にあってはネットでの参加はリアルに列席することに負けず劣らずいいものだという気がしました。

昨今は伝統的な大勢の会葬者が列席する葬式よりもごく近しい身内だけで行う家族葬が主流になりつつあります。この方法は確かに親しい家族だけで故人とのお別れが心おきなくでき、費用も抑えられ、何よりも会葬のお礼やあいさつなど慣れない雑事に追われることから免れます。しかしその反面、家族葬は故人と親しかった友人、先輩、後輩、職場の仲良しだった人々も排除され、お別れの機会がもてないことはやはり寂しいものです。

一方、公開のネット中継では単に動画を拝見するだけというのではなく、こちらからも弔辞やメッセージを残すことができます。しかもご遺族は参列者への応対に追われることもなく、ネット参加者もリアルに列席したときと変わらない気持ちでお別れできる利点があります。今回は約100名の方々がネット中継にチャンネルを合わせていました。

こうした形の葬儀は海外では幅広く行われているようで、昨年カナダの従兄が亡くなったとき初めてその存在を知ったのですが、進取の気性に富んだT君は彼のパイオニア精神で我々クラスメートにも悲しいけれどいい時を共有させてくれた、と思います。


2021年1月10日日曜日

ハヅキルーペ CM

 


最近あまり見かけなくなったハヅキルーペのCM。武井咲ママが「みんなハヅキルーペを置いて」と声をかけると、ママもホステスさんたちもそろって椅子の上に置かれたルーペの上にお尻をチョンと置いてたちあがる、何ともお下劣なCMです。

このCMを見る度に中学校時代のクラスメートだった北村君のことを思い出します。国立大学の教育学部附属中学校だったので、教育実習にやってくる大学生のために授業参観用の長椅子が教室のうしろに設置されていて、昼休みには女子の仲良しグループがその長椅子をベランダに持ち出して弁当など食べてくつろいでいました。

ある日いたずらっ子の北村君が女子たちが座る前に牛乳を椅子のフェルトに撒いて湿らせました。牛乳を吸ってもフェルトの色はそんなに変化ありません。私に「よく見とけよ」と声を掛けてきます。そこへ女の子が3,4人やってきて長椅子に腰掛けました。一瞬の間を置いて女の子たちはハズキルーペの女の子のように「キャッ!キャッ!」と叫びながら反射的に立ち上がります。座った椅子が濡れていたらびっくりしますよね。

すると北村君が満足げに私に向かって解説してくれます。「女の子が飛び上がるタイミングに微妙な時間差があったのに気付いた? 時間差で女の子がはいているパンティの厚みが判るんだ!」と。

北村君はデザイン事務所を立ち上げ、そこここに感性豊かで独創的な作品やモニュメントを残しながら還暦を過ぎたころ急な病気でなくなりました。しょっちゅう彼のデザイン事務所に遊びに出かけていただけに早い別れが残念でなりません。もうかなりの人数の幼なじみが向こうに行ってしまいました。


黒革の手帖 拐帯行

 


夜、何気なくテレビをつけたら、武井咲(たけい・えみ)主役の「黒革の手帖 拐帯行」をやっていました。武井さんのお美しいこと! 一瞬3年前の作品の再放送かと思いました。全然劣化してないのはさすが。最近、私が大好きなハズキルーペのCMをあまり見かけなくなって少し寂しいなと思っていたところに咲先生のあのド迫力!往年のみやこママの絶頂期もかくやと思われます。(注・中学校の同期生の子が銀座でクラブのオーナーママをやっていた。今は「老婆の休日」と称して世界中観光めぐりしている)

コロナで萎縮した世の中を明るくするにはこういうゴージャスでバブリーなドラマが欠かせません。

「拐帯行」(かいたいこう)とは見慣れない言葉ですが、解説によれば、『まかせられている金銭・物品などを、自分のものとする目的で持ち逃げすること。』だそうです。

2021年1月3日日曜日

大原美術館


 大原美術館が空調設備をリニューアルするために昨年長期休館していたあと、初めて出かけてみました。チケット販売窓口で試しに、シニア割引ありますか?と聞いたら、それはないけれど、JAFカード持ってないですか、ないです。天満屋カードは? ないです。山陽新聞何とかカードは? 持っていますが家に、、、などと親切にも延々と聞いてくれ、とうとう「たまるんカード」で大ヒット!! 晴れて200円引きで入館できました。通称「たまらんカード」もたまには役に立つものだとちょっと嬉しくなりました。

大原美術館は現在、中国銀行の店舗だった建物を改装、児島虎次郎や古代エジプト、西アジア出土品の陳列のためのプロジェクトが進行中で来年にはオープンするようです。そのために「第三創業基金」への寄付金を募集中です。今まで寄付金を寄せられた方々の名前がパネルで表示されていて、中学校同期のMさんのお名前も拝見しました。一口の額が割合大きいのでぱっと思い付いて寄付するのは困難なだけにMさんには敬意を表します。

私は大原美術館に対し別の方法で質の向上のために微かな貢献をしたつもりです。というのも大原美術館のコレクションの中でエル・グレコの「受胎告知」と双璧をなすモネの「睡蓮」について、その英語タイトルが「Waterlilies」と表記されていることに違和感を覚え、ケンブリッジ英和辞典、その他で確かめたら、綴りは「Water Lilies」と2語で構成されています。こういう分かち書きは紛らわしいものが多く、どちらが正解かというと、辞書の見出しだけでなく引用件数の多さで、より多くの人が使うものがまあまあベターかと。

そんなことを「ご意見箱」に残して美術館を後にしました。まあこういうのは「貢献」というより「でしゃばり」というのがぴったりですが、、、
万一、自分の指摘が間違っていたら赤恥をさらすことになるので、「一般的には2語で綴るようです」とおだやかな言い回しで書きました。

2020年12月27日日曜日

オランダ産カズノコ

 色々あったようななかったような2020年も残すところ1週間になりましたね。


いろいろあったようななかったような今年も余すところ1週間になりました。ともかくコロナにやられず年の瀬を迎えられたことに感謝です。


先日スーパーでオランダ原産の塩カズノコが売られていて珍しいと思い買ってみました。おせち料理の花形というかおせちをおせちたらしめているのは、私にとっては、カズノコ。大好き!塩分やコレステロールが多かろうが関係ありません。


昨日、塩出しして母譲りの調味液を作って漬け込みました。夜になってひと切れ試食したら、?、歯に抵抗するあのポリポリ感がほとんどありません。大ショックです。やはり日本の加工業者の指導が徹底しているアメリカ、カナダ産のものがいいようで、作り直しです。

この年末年始は、神社も幅広くお初参りしていいということなので、いつもの吉備津彦神社に出かけてみるつもりです。2020年のお告げは「八方塞がり」でしたが、2021が少しはましな年になるよう神様にお願いしてこようと思います。

皆様、よいお年をお迎えください。

2020年12月26日土曜日

松山城天守閣

 12月22、23日、1泊2日で松江までドライブ観光してきました。大阪から後輩のK君参加。今まで何度も松山、道後温泉を訪ねても小高い山の上にそびえる天守閣まで登ったことはありません。素晴らしい眺望でした。東横イン泊。GoToキャンペーンで3500円。それにお土産クーポン1000円もらってお得感大!

しかしこんなもの喜んで使っているのは年金生活の年寄りばかり。いちばんコロナにやられそうな老人を外出させてコロナで淘汰するための仕組みなのか?

天守閣



2020年12月10日木曜日

不思議な自販機

 缶コーヒーやお茶を自販機で買うときICOCAのようなプリペイドカードで支払うことがよくあります。先日津和野から中国道経由で帰宅したときのことです。高速に入ってから強烈な睡魔に襲われ、1秒ほど意識が飛んでは100メートルほど車が移動している状態を繰り返すようになり、最初のパーキングエリアで休憩することにしました。朝倉PAというほとんど利用者のいないパーキングでトイレと自販機が2台あるだけ。

さっそくジョージア何とかブラックという缶コーヒーのボタンを選択してICOCAをタッチ。でも缶コーヒーは落ちてこず、液晶モニターは点滅を繰り返し、ブーブーと音をたてています。「先にカードをタッチしてから商品ボタンを押すのかな?」と思い、またやってみたのですが、「処理中」みたいな表示がいつまでも消えず、あいかわらず機械はブーブー言っています。
タッチ回数を重ねれば重ねるほど注文が累積し、ICOCAの残高が減る一方ではないか?と思い、返却レバーを押してキャンセル。機械は点滅を繰り返しブーブー。
しかし表示は変わりました!

「諦めるのですか?」(一瞬、私は高速で居眠り運転した結果、すでにこの世の人間ではなくなりつつある。そのことを自販機が「諦めるのか?、ここで諦めたらもう現世に戻れないよ」と呼びかけているのか?と思いました)

ともかく、
私はICOCAに引き去った金額を戻してくれるのかと思って再びカードをタッチ、

「本当に諦めるのですか?」

と聞いてくるからまたタッチ。表示は「処理中」に変わりましたが全然状態は変わりません。
いったん車に戻り、車の中から自販機を監視。10分ほど経過して見に行ったら、ちょうどそのとき「処理終わりました」の表示になりました。缶コーヒーは一本も出てきていません。私は自宅のパソコンがフリーズしたときでも押したキーの記録は残っていて、あとで次々と勝手に処理することがあるのを思い出しました。
「タッチした回数だけ残高が減っている恐れ十分あり」です。

自販機に記されたコカコーラボトリングに電話してみました。受付のおばちゃんに説明したら、おばちゃんは「ICOCAの残高が減ったのですか?」と尋ねてきます。「いま自販機の前にいるのに、残高なんか分かるわけないじゃないですか」といっても全然ピンとこないようす。結局、エリア担当者に伝えるからということになりました。

朝倉PAは島根県益田のコカコーラボトリング社の管轄だそうで、気が遠くなりそうな距離です。そんな所から来るサービス係りをいつまでも待てないので、岡山に帰ったのですが、夕方電話があり、「当日プリペイドカードによる購入記録は一件もなかったのでおそらく大丈夫でしょう」とのことでした。(コカコーラの担当者が現場にいったときも同じ現象が起きたそうで、私の白日夢ではなかったようです)

2020年12月9日水曜日

浜田、津和野一泊ドライブ

 12月6-7の週末に島根県西部、石見探訪の旅をしました。浜田市はパッと見小さな町なのに漁港、病院、ホテルが不自然に大きくて不思議な感じがしました。島根県立大学もこの町にあります。

夜、名産のノドグロを賞味するために寿司屋に行きました。刺身や握り寿司で色々食べてみました。美味。でもマグロの中トロとあまり違わないような、、、
寿司を鱈腹食べたというのに、ホテルに帰る途中、鯖が美味しそうな料理屋があり、焼き鯖とビールを堪能。さすがに中ジョッキのビールを飲み干すことは無理でした。
でもまだホテルが(国に代わって)くれたGoToトラベル地域クーポンがあったので、コンビニで飲み物とおつまみ、それにバナナ3本買ってホテルに帰りました。太るはずです。

翌朝は漁港の見学。昨夜食べたバトウがたくさん並んでいました。バトウとはマテダイとかマトダイの山陰名です。中卸し市場の2階に朝からやっている「ぐっさん」という飯屋があり、人気店らしいのですが、朝からノドグロどんぶりという気分ではなくまた今度にしました。

そのあと、益田経由で津和野へ。30年くらい前に1度観光に行ったことがありますが、今回は月曜日ということもあり人が少なくゴーストタウンになっていました。森鴎外の生家と西周の家がほとんど隣どうしというのは知りませんでした。

夕方、中国道、広島道、山陽道と乗り継いで帰りましたが、浜田は遠かったです。

写真は浜田の静かな入江。



2020年11月30日月曜日

熊手

 近年、熊手という竹製の生活用具を使う人は多くないと思いますが、田舎暮らしでは落ち葉や刈り取った草を効率的にかき集めるのにとても重宝します。私が子どものころはたいていの町や村には「熊手屋」という家内工業的に熊手を製作販売する工房があったものです。手作りの頑丈な熊手は工芸品としてそれなりに高価な道具だったように思います。

今では荒物屋の消滅とともに、職人が手間暇かけて作った芸術品のような熊手も一緒に消えてしまいました。現在ホームセンターで売られているものは中国製の雑な商品で安価。二三度買ったことがありますが、すぐに竹製の櫛歯がへたりボロボロと柄から抜けていって使い物になりません。

ところが先日、県北の「道の駅」に立ち寄ったら、思いがけず昔なつかしい本格的な熊手が売られていました。柄は木製で重量感があり手によくなじみます。ただ櫛歯の数が8本仕立てとちょっと粗いのが気になりましたが迷わず購入。そして車を走らせていたらまた「道の駅」があり、今度は12本歯の熊手がありました。「ここで買えばよかった!」と思っても後の祭。さすがに熊手2丁は要りません。

家に帰りさっそく塀沿いの道路に散乱したツタの落ち葉をかき集めてみました。やはり8本歯は目が粗すぎて取りこぼしが出ます。12本歯のものが欲しかったなあ。トホホ。

それはともかく、竹製の熊手は欧米発祥の金属製熊手(レーキ)とは似て非なる存在で、竹の硬柔兼ね備えた素材の威力には驚かされます。畑で刈り取った草をかき集めるとき、熊手の歯が地を這う丈夫な蔓草や石ころに引っかかることがあります。そんなとき竹素材の歯はしなることにより障害物を回避し、草だけ効率よく集めてくれます。一方、レーキの金属製の歯は蔓草や石に引っかかるとどうにもなりません。障害物を柔軟に回避する能がないのです。

2020年という年はコロナに始まりコロナに終わりました。硬直したPCR検査、ステイホームとGoToキャンペーンというブレーキとアクセルの併用、国と自治体の意見相違で立ち往生しがちな対策……。新年は日本伝統の工芸品、竹製熊手のしなやかさで、その地方の医療、経済の実状にあった効果的なコロナ対策が取られることを切望します。