2008年10月8日水曜日

同僚の忠告


 2001年3月両親の介護のため定年まで7年を残して早期退職しました。退職することが決まったとき同僚の女性が私に声をかけてくれました。彼女は5人姉妹の長女で苦労して育ったらしく人生を見つめる目はきびしい人でした。


 「あなたに二つアドバイスします。兄弟と仲良くすること、いずれ必ずお兄さんの助けが必要なときがくるので、取り返しのつかないような喧嘩をしないように。もう一つは退職金で株など買わないこと」 そうはいっても親元近くに住んでいる兄夫婦が親のめんどうを見る気がないので私が退職せざるとえなかったのだし仲良くなんてできるはずがありません。株はといえば、信用取引だけは手を出さなかったものの散々な有様です。


 7年後の今、あらためて同僚女性の言葉をかみしめています。いったい人間というものは何故他人や先輩の忠告を聞けないものなんでしょうか。親の意見にも本能的に反撥するようにできているような気がします。


 しかし人生ってこんなものではないでしょうか。親のいうことを素直にハイハイと言って聞くような子は大した大人にならないというのが定説であり、第一自分の人生は自分の好き勝手に生きていきたいものです。


 同僚女性の貴重なアドバイスを二つとも無視した結果は、恥ずかしくてとても彼女に報告できるようなものではありません。「だから言ったじゃないの」という声が聞こえてきそうです。


 しかしながら孤軍奮闘していた介護も兄が学校を定年退職した後、手伝うようになり徹夜で母親のおしめを換えたり、親父に朝飯を食べさせたりしています。案外やるものだと少々見直しました。なんとかなるものです。ただ兄弟仲が悪いことは以前と同じですが。

1 件のコメント:

やさい さんのコメント...

さながら世界恐慌ですね。今では売るにも売れず、どうしようもなくなっているのでしょうね。
新しく社名を変更しスタートを切った「パナソニック(旧松下電器)」株なんていかがでしょうか?
私は個人的にかなりの松下びいきです。特に生まれて初めて購入したオーブンレンジ(ビストロ NE-W300)はかなりのお気に入りです。