昨年の今ごろ体重が我が人生空前絶後の3桁突入という恐ろしい事態になりました。両足は恒常的にむくみ、わずかな坂道を登るのにも心臓がバクバクしました。心臓病の専門病院でいろいろ検査を受けたのですが、これという決定的な原因がつかめないまま過ごしていたら、秋になって蚊かダニによる感染症にかかり1週間入院するという最悪の健康状態になってしまいました。
むくみの原因も感染症の原因も特定されなかったのですが、はっきりしているのは体重過多、運動不足、介護生活のストレスが死のプレリュード(前奏曲)を奏でていたのに違いありません。
自分の健康を回復するにはいったいどこから手をつけたらいいのか途方にくれましたが、とりあえず水中歩行から始めました。最初のうちは岡山と倉敷の市民プールに通ったのですが、水着に着替えたり、水泳キャップをかぶるのがどうもめんどうくさい。しかしついに理想的な水中歩行ができる場所と出会いました。それはスーパー銭湯です。
岡山市北区久米にある“大家族の湯”の前の旧2号はしょっちゅう車で通過していたのにそこがどんな場所なのかよく分からないまま長年敬遠していました。しかし、ある日意を決して入ってみるとあまりの広さと充実した施設にびっくりでした。
温水プールも併設されていますが私が水中歩行のために愛用しているのは“歩き湯”です。ここなら素っ裸のままでいいし、1周18メートルほどの水路はお湯が強力なジェット水流になって循環しています。流れに逆らってお湯の中を歩くと足にかなりの負荷がかかりいい運動になります。ときおり上流から小さな子どもたちが河童の川流れよろしく次々と流れてくるのは微笑ましく愉快な光景です(遊泳は禁止ですが)。
この“歩き湯”は公衆浴場料金の420円で利用できる区域にあり安価に毎日利用できます。“歩き湯”を歩くこと5ヶ月、体重が約10キロ落ち、そういえば足のむくみも改善しています。何となく健康になったような実感があります。
現在、このスーパー銭湯はリニューアル工事中で再オープンは6月下旬とのことですが、それまではほかの銭湯を探索してみようと思います。映画「テルマエ・ロマエ」にも登場する日本の銭湯文化ばんざい!
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