2018年5月30日水曜日

学長会見ババア乱入

https://youtu.be/4lr4orff9ho

ババア:「学長潰しに行くんで私を使って下さい」
内田:「やらなきゃ意味ないよ」

日大アメフト反則事件も連盟の明確な裁定があり落ち着くところに落ち着いてきた感じがします。それにしても会見があるたびにいろんな役者が登場し、まるで中世のファース(笑劇)を観劇しているような錯覚に陥りました。
主役の宮川元選手の会見は圧巻で、このような見事な謝罪会見は空前絶後だと思います。三島由紀夫の「豊穣の海」4部作の3作目の「奔馬」の主人公、飯沼勲少年のモデルは宮川泰介元選手のような日本男児であったに違いありません。
この悲劇の主人公の引き立て役がまた素晴らしい!内田監督、井上コーチ、学長、理事長、広報部のおっさん、日大アメフト部員、、、、関学サイドの面々(彼等も相当の役者ぞろい)。そしてそこに乱入したのがこの「ババア」。72歳だそうですが我々は世間的に言わせれば、ジジイ、ババアなんですよね。
でもこの板橋のせつこさんの話を聞いていたらしみじみ同世代の人だなあと思いました。

「日大はねえ、わたしが娘だったころはケツから2番目の学校だったんだよ!」確かに私は高校時代500人中いつも350番目から400番目くらいの成績だったけどさすがに日大受験という選択肢はなかった。このせつこ婆さんがいうドンケツ大学というのは、亜○○大学とか国○○のことだろうか?(決して現在のこれら大学のことを言ってるのではないので誤解なきよう)。
「お前らがこういういい子をつぶしているんだよ」と婆さんは老いの一徹で会見場に殴り込みをかけたわけですが、ジジイ支配の日大に勇敢に切り込んだのも正義のババアで存在感がありました。

2018年5月24日木曜日

日大アメフト反則事件

今回の大学アメフト反則事件ほど胸くそ悪い話は今まで聞いたことがありません。日大の監督やコーチ、それに大学の首脳陣は双方の学生の命と尊厳をどのように考えているのでしょうか?日大監督の記者会見を聞いていると、彼らは父兄からお預かりさせていただいているはずの大切な学生をボロ雑巾くらいにしか考えていないことがよく分かりました。
そんな救い難い卑怯な大人たちに対し反則プレーをしてしまった宮川選手の会見は涙を誘うほど感動的でした。犯したことに対する罰は受けなければならないのは当然ですが、彼は心から謝罪し、関学のQBも謝罪を受け入れているようです。宮川君の罪はすでに贖(あがな)われているのではないか、そんな風に思います。
日本社会の上層部の倫理観がいかに低下しているかを象徴しているような今回の出来事に接し、満州事変から敗戦までに幾多の若者が国家のために捨てゴマにされた父の世代のことが脳裏に浮かびました。私はそんな父の時代より一世代後のベビーブームのど真ん中に生まれ、戦後の自由でおおらか、理想主義がうたわれた時代に育ちました。ところがそんな我々世代もいつの間にか年を取り、会社や組織のトップになって、蓄財と保身に明け暮れ下の世代に理不尽な圧力をかけているのを見ると本当に恥ずかしくなります。
私立大学は定年が75歳くらいのところが多く、そのことも日大のみならず多くの私大の劣化の要因になっていることが今回の事件によって見えてきました。経済界や政界は、成果を出し、また選挙という洗礼を受けなければならないので無能かつ邪悪な老人が居座り続けることは困難です。それに対し、天下り官僚が理事になっている財団法人や私大経営陣には歯止めというものがない。日本の構造的な闇が浮かび上がったような事件であるような気がしてなりません。
反則タックルを受けた関西学院の選手に後遺症が出ないこと、日大の宮川君がこの試練を乗り越えて心穏やかにふつうの青春を取り戻せる日がくることを心から祈ります。若者には希望があります。

2018年5月16日水曜日

百貨店の塩乾物売場のおばちゃん

 瀬戸内海の新鮮な魚介類に恵まれた岡山では天然物の塩蔵紅ザケがなかなか手に入りません。スーパーで売っているのはほぼ100%南米チリ産の養殖鮭を加工したものです。チリ産の鮭に偏見があるわけではありませんが、鮭はもともと北半球の川と海を行き来しながら一生を送る魚です。そんな鮭を南半球で養殖することに私はちょっとひっかかるのです。
 チリのフィヨルドの海に網を張って人工餌を与えて養殖するのですが、網の中の鮭は南米の川を遡上しようとはせず、脳の奥深くに刻まれた本能に導かれ、ふる里の北半球を目指していつも海の方を向いているそうです。そうした望郷の念をかかえたまま水揚げされて日本に運ばれる鮭の存在が何だか哀れなのです。
 それはともかく話をおいしい天然物の紅ザケに戻しましょう。岡山でもさすがデパートは別格で、北海道産やロシアあるいは北米産の色鮮やかな紅ザケが並べられていて食欲をそそります。あぶらが乗ったおおぶりな甘塩の切り身をじゅわっと焼いてご飯といっしょに食べる幸せ! 何物にも代え難いごちそうです。
 岡山駅前のデパートの地下の塩乾物売場を覗くと塩鮭のほかにも鰺の干物やタラコ、ウニ、イクラ、イカの塩辛など見ているだけでも幸せな気分になる加工品ばかりです。いろんなものに目移りすること自体が大きな喜び。ところがです。私が塩鮭の切り身を品定めしようと商品棚に近づくと、たちまち売場のおばちゃんが真横に来て、私の行く手を阻むようにピタッと寄り添い、「今日は雨の日だからおまけして4切れ千円!」などと迫ってきます。
私がおばちゃんを無視してタラコの方へちょっと動こうとすると重たそうなおばちゃんもタラコの方へ後ずさりして「この明太子は……」と講釈を始める。私が押せば引く、引けば迫るで常に密着対応。いつものことながらうんざり。そもそもなぜ店員がお客サイドに出しゃばってきて接客するのか意味不明。私も一二度「ゆっくり選びたいので離れて」とお願いしたことがありますが馬耳東風です。

今日もおばちゃんは商品ケースの角の絶妙の位置に陣取ってどの方向から客が来てもすぐ密着接客する体制が万全で、私がこっそり紅ザケに到達することなど到底無理。私はあきらめてスーパーのチリ産養殖塩ザケでがまんすることにしました。

2018年5月12日土曜日

姫路城前で自衛隊勧誘

加古川の友人と合流し姫路城の下見をしました。20数年ぶりの姫路はすっかりきれいになっていました。わびしかった駅前には小賢しくもサンクガーデンなんかできちゃって!
たまたまだったのですがカーニバルのようなものをやっててかなりの人出でした。

お城の前の広場では自衛隊の戦車なんかも来ていて若者の勧誘をやっていました。茶髪の若者が自衛隊員に取り囲まれて話をしていました。「俺、高校時代ごっつバカだったから担任の先生から自衛隊に行けと勧められたけど断ったわ」と隊員に言っていました。隊員はひきつったような笑顔で対応していたのですが、私は隊員に「そこで怒れ!」とけしかける勇気はありませんでした。




姫路城下見

1週間後にやってくるカナダのいとこご一行様のアテンドの準備に忙しくしています。本日は姫路城の下見です。大阪城、岡山城は通りすがりに見えますが、城としてはいまいちで、やはり途中下車してでも白鷺城を見せるべきかどうか、実際に歩いて判断することにしました。姫路駅で大きな旅行カバンを預けることができるかどうかもチェックポイントです。
各駅停車の旅はのんびりしていていいです。席の向かいに座っていた山登りスタイルのオジサンに声をかけたのが運の尽き。本当に岡山のオジサンはおしゃべり!えっ?お前のことだって?熊山で降りてくれてほっとしました。

2018年5月11日金曜日

1泊2日の松江旅行(後編)

松江のお城から駅まで町並みを楽しみながら歩いていたら、昔家族で泊まった旅館が偶然見つかりました。今では「サンラポーむらくも」という立派なホテルになっていました。若かりしころの父母と旅したことが夢の中の出来事のように懐かしく思い出されました。
さて話を現代に戻してみると美しく発展した松江の都市景観には訪れる度に感嘆させられます。宍道湖のほとりに立つ島根県立美術館は私の大のお気に入りのスポット。湖面の広がりに調和するおおらかな建築物は松江の風景と解け合い、用がなくても立ち寄るべき観光ポイントです。
今回2階の展示室入り口の巨大空間にオーギュスト・ロダン作「ヴィクトル・ユゴーのモニュメント」像があることに初めて気が付きました。どういう経緯でユゴーの彫像がこの美術館のメインホールを飾ることになったのか寡聞にして知りませんが、開館準備をした美術館関係者の趣味の良さ、知性を大切にしようとする熱意、そんなものが伝わってきます。
訪問したときは、企画展として「エヴァンゲリオン展」(79日まで)が開催中でしたが、私はコレクション展を見ることに許された時間のすべてを使いました。なかでも歌川広重の東海道五十三次の版画は驚きの連続でした。美術全集などに掲載されている印刷の浮世絵図版と実物の浮世絵の生き生きとした仕上がりがこうも違うとは! 江戸時代の日本美術が西洋に与えた影響力の大きさは当然で、ある意味現代版画も江戸時代の水準は決して凌駕できないのではないかとさえ感じました。
ほかにも少数ながら珠玉のような西洋絵画のコレクションが展示され、クールベ、コロー、シャヴァンヌ、シスレーなどにいつでも触れることができるのがうれしいです。地元の作家や画家の作品を収蔵・展示するとともに内外の超一流の作品を展示することもこうした地方の美術館の責務だと思いますが、ここでは幅広い世代の人に訴えるようバランスのいい展示が常に意識されているように感じます。

最後にこの美術館のもう一つの楽しみは併設のレストラン。本格的なランチを堪能しながら窓の外に広がる宍道湖と松江の町並みを眺めるのは最高のごちそう。レマン湖に浮かぶジュネーブの町並みにも引けを取らないうっとりするながめです。

(写真 フランス舞踏日記 古関すまこ著)

(島根県立美術館内イタリアンレストランにて、背景は宍道湖、松江市街)

2018年5月5日土曜日

クワの接ぎ木成功!

クワの接ぎ木もここまでくればもう大丈夫です。花芽を接ぎ穂にしたので、いきなり実がなりそうでしたが、新芽の負担になるので除去しました。秋までには1メートルくらいの背丈になるものと思われます。

2018年5月2日水曜日

自転車で備中国分寺まで


昨日5月1日は香川県の八栗様参り、今日は自転車で備中国分寺へ。毎年、ゴールデンウィークの期間のみ五重の塔の扉が開けられるとのことでした。象、馬、キジ、架空の動物が東西南北の扉から見えます。小学生の遠足(校外活動と言うらしい)に出会いました。みんな挨拶してくれるので嬉しくなります。雨が本降りになるまえに家に帰り、サツマイモの苗を10本植えました。鳴門キントキは25本単位で売っていて多過ぎるので10本でも売っている紅あずまにしました。他には自分で苗を作った安納芋を10本ほど植えました。

庭先のサクランボ

今年はサクランボが豊作でザルいっぱい取れました。

2018年5月1日火曜日

四国霊場第85番八栗寺参拝

父がよくふらりと日帰りで訪れていた八栗寺に来ています。家を出たのが午後2時過ぎで、琴電の八栗に着いたころは、ケーブルカーの最終に乗れるかどうかという時間でした。琴電の駅からケーブルカーの駅まで遠いこと!膝が痛いのを我慢して30分歩きました。
下りのケーブルカーはもうないので暗くなる前に山を降りないといけません。