図書館の新着図書コーナーでみかけた本を4冊借りる。
1.吐き気:ある強烈な感覚の理論と歴史 法政大学出版局。メニングハウス著。医学的な「吐き気」ではなくもっとインターナルな問題として800ページも記述されているのにまず辟易。やはりこういう本は20代のころか30歳ごろでないと読めない。
2.音楽嗜好症 オリヴァー・サックス 早川書房。「レナードの朝」の著書。これも上記同様、音楽と神経の関係についてこれでもかと論を展開。寝たきりの母に母が好きだった宮城道雄の琴のCDを聞かせて見ようとおもう。
3.Pascal Quignard, Boutès, Éditions Galilée, 2008. 90ページに満たないフランス語の本が今や読もうとしても読めない。知らない単語がいっぱい。辞書を引いてもよくわからない。現代のフランスがわからない。パスカル・キニャールは私と同じ年生まれ。ゴンクール賞2002年(Les Ombres errantes(『さまよえる影』)に対して) この本の邦訳はまだないが、高橋啓という人が精力的にキニャールを翻訳している。
http://www.paperblog.fr/1090895/pascal-quignard-boutes/
県立図書館ではどのようにして外国語図書を選定しているのか知らないが、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語図書が少量とはいえ継続的に購入されていることは高く評価したい。本国で文学賞を取ったような定評のある作家の本を購入しているようだ。
4.アラビア語の歴史 水谷周 国書刊行会。これは読める。人間が生み出したもっとも奇怪な言語がアラビア語だと思っていたが、そうでもないかもしれないことがわかった。アラビア語入門のその前に読む本。
1 件のコメント:
本を読む
市立の図書館に行くと、ガラスケースにこのまち出身の三宅周太郎の本が何冊か展示されている。母の生まれた村の寺に、梅玉・・・と刻まれた墓があり、おばあさんのおじいさんにあたり、義太夫語りであったとかいう。豊沢団平の生誕地であるこのまちには、団平の墓もある。『文楽の研究』を借りて読む。
文楽を実際に見たこともない私であるが、『続文楽の研究』も読みたいと思った。
図書館に本を返しにいって、日本芸能の棚をのぞくと、『人形は口ほどにものを言い』(赤川次郎著)という書名が目にはいったので借りる。今まで赤川次郎の本は手に取ったこともなかったのに。
来週には大阪にでかけるので、文楽座があった御霊神社により、文楽に関する古本でも
さがそう。
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