缶コーヒーやお茶を自販機で買うときICOCAのようなプリペイドカードで支払うことがよくあります。先日津和野から中国道経由で帰宅したときのことです。高速に入ってから強烈な睡魔に襲われ、1秒ほど意識が飛んでは100メートルほど車が移動している状態を繰り返すようになり、最初のパーキングエリアで休憩することにしました。朝倉PAというほとんど利用者のいないパーキングでトイレと自販機が2台あるだけ。
さっそくジョージア何とかブラックという缶コーヒーのボタンを選択してICOCAをタッチ。でも缶コーヒーは落ちてこず、液晶モニターは点滅を繰り返し、ブーブーと音をたてています。「先にカードをタッチしてから商品ボタンを押すのかな?」と思い、またやってみたのですが、「処理中」みたいな表示がいつまでも消えず、あいかわらず機械はブーブー言っています。タッチ回数を重ねれば重ねるほど注文が累積し、ICOCAの残高が減る一方ではないか?と思い、返却レバーを押してキャンセル。機械は点滅を繰り返しブーブー。
しかし表示は変わりました!
「諦めるのですか?」(一瞬、私は高速で居眠り運転した結果、すでにこの世の人間ではなくなりつつある。そのことを自販機が「諦めるのか?、ここで諦めたらもう現世に戻れないよ」と呼びかけているのか?と思いました)
ともかく、
私はICOCAに引き去った金額を戻してくれるのかと思って再びカードをタッチ、
「本当に諦めるのですか?」
と聞いてくるからまたタッチ。表示は「処理中」に変わりましたが全然状態は変わりません。
いったん車に戻り、車の中から自販機を監視。10分ほど経過して見に行ったら、ちょうどそのとき「処理終わりました」の表示になりました。缶コーヒーは一本も出てきていません。私は自宅のパソコンがフリーズしたときでも押したキーの記録は残っていて、あとで次々と勝手に処理することがあるのを思い出しました。
「タッチした回数だけ残高が減っている恐れ十分あり」です。
自販機に記されたコカコーラボトリングに電話してみました。受付のおばちゃんに説明したら、おばちゃんは「ICOCAの残高が減ったのですか?」と尋ねてきます。「いま自販機の前にいるのに、残高なんか分かるわけないじゃないですか」といっても全然ピンとこないようす。結局、エリア担当者に伝えるからということになりました。
朝倉PAは島根県益田のコカコーラボトリング社の管轄だそうで、気が遠くなりそうな距離です。そんな所から来るサービス係りをいつまでも待てないので、岡山に帰ったのですが、夕方電話があり、「当日プリペイドカードによる購入記録は一件もなかったのでおそらく大丈夫でしょう」とのことでした。(コカコーラの担当者が現場にいったときも同じ現象が起きたそうで、私の白日夢ではなかったようです)
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