2008年11月15日土曜日

国会答弁珍国語


 三転四転する2兆円ばらまき案の陰で、麻生首相の漢字の読み間違いが新聞をにぎわしています。「頻繁」かつ「未曾有」の首相の失態。麻生さんはこれらを“はんざつ”、“みぞうゆう”と読んだり、「踏襲」を“ふしゅう”と読む。
 “ふしゅう”と聞くとほぼ100%の人は「腐臭」という字を思い浮かべるでしょう。首相が好きな漫画本ではこういう漢字にはちゃんとふりがなが振ってあるはずですが・・・ 麻生さんに限らず身近にも傑作読みをする人々がいます。ある人が“ほっさく、ほっさく”と繰り返すので一体何のことかと思ったら「掘削」でした。「掘る」のホとサクを勝手に湯桶読みしているところは麻生さんの“ふしゅう”といい勝負です。
 小学校6年のとき、漢字の読み方テストがありました。隣の席の子が「断る」という字に“なぐる”とかなを振っているのを横目で見たときは思わず笑ってしまったものです。 確かに「殴る」によく似ているし、人の頼みをうかつに断ると殴られることも。そういえば“若い”という字は“苦しい”字に似ているといった歌詞の流行歌もありました(悲しみは駆け足でやってくる)。
 私はこういう読み間違いや連想はむしろ漢字のもつイメージ喚起力のすごさであって、教養うんぬんの問題にしてしまうのはつまらないなと思います。
 とはいえ、国会答弁などでよく耳にする“ちょくさい(直截)”は正しく“ちょくせつ”と読んで欲しいし、舛添厚労大臣がよく使う「喫緊の課題」の“きっきん”などという目くらまし語は何とかならぬかという気がします。
 閑話休題。読み間違いを指摘された麻生総理、「あ、そう?」と気にもとめてないところがいかにも良家のぼっちゃんらしく憎めません。
 

2 件のコメント:

domino さんのコメント...

漢字の読み違いは誰にでもあることですが、一応立場のある人はそれなりに勉強してもらいたいものです。

麻生さんはいくら口をゆがめて低いだみ声でしゃべってもボンボンです。
・お金をあげれば人が喜ぶと思っている。
・葉巻を吸えば大人だと思っている。
・漫画を読めばクラスの人気者になれると思っている。
・頭と肩幅の比率がとっちゃん坊やっぽい。
考えれば枚挙(1)に遑(2)がありません。
それでは麻生君、(1)と(2)に適当な振り仮名を入れなさい!

Ninelives さんのコメント...

枚挙(1)に遑(2)がありません。

(1)せんきょ
(2)かちめ