けさ採血室で順番待ちしていたら前列のおじいさんがニコッと振り返ります。何と従姉のご亭主のYさん!農家ですがこの医大が設置されたとき田んぼの一部を提供したそうで、当時の約束では最優先で診察することになっていたらしい。でも半世紀が過ぎそんなことだれも知らなくて今は単なる1患者。しっかりもののYさんなのに採血の様子を見ていたらわずかに認知機能が衰えているように感じられました。従弟の私のことが分かるので大丈夫ですが、後期高齢者になるとやはり老いが目立ってきます。従姉のキミちゃんが付き添いで来ていました。この夫婦には息子と娘がいてともに50代。ソ◯ー、べ◯ッセとそれぞれ日本を代表する企業の東京本社で働いています。優秀な人間を無限に吸い取る東京。田舎には老人と廃屋と草ボウボウの田畑が残るのみ。
(写真は病院内の中庭、緋鯉と赤松林)
0 件のコメント:
コメントを投稿