2019年9月10日火曜日

名状しがたい(カナダ、カルガリーにて)

初めてカナダ、アメリカ旅行をした20代のころから50年後の今もこの2つの国の名状しがたい違和感は一体何なのか?と思う。完璧に計算された道路網、広々とした家、親戚や肉親とだけでなく、どこでもいつでも和気あいあいとした人々。う~む、居心地が悪いではないか!カナダの鬼才クローネンバーグが「裸のランチ」で見せた、いびつで、醜悪で、底意地の悪い病的な社会、蠱惑に満ちた世界はどこにあるのだろう?

日本で私は兄夫婦と口をきかない、隣のクソババと口をきかない、同窓会で威張っている元x国大使なんかとは隣の席に座ってもお互い完全無視。いやこんな個人のレベルだけでなく、何かと突っかかってくる韓国とおおっぴらにヘイトしあっている日本。この安定した居心地の良さは何?

ヨーロッパは少し違う。日本に近い部分がある。ベネチアには確かにトーマス・マンが描いた退廃がある。フランス人には京都人顔負けの洗練された性根の悪さがある。カナダ人は教育され過ぎているのかな?


旅も明日で終わりだというのにまだ1ドルも使っていない。今回も何もわからないまま帰りの飛行機に乗ることになるだろう。

従姉妹ハトコたちが25人もあちこちから集まってくれた。コミュニティセンターを借りての大パーティー。

(下)カルガリー市立図書館。





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