2020東京オリンピックは連日熱戦が繰り広げられ、ふだんあまりスポーツ中継を見ない私もすっかりテレビ漬けになっています。一日のどの時間帯にテレビを付けてもワクワクするようなライブ映像や録画が見られるのはさすがオリンピックならではです。そのオリンピックも札幌でのマラソン等を残すのみとなりました。最終的に日本のメダル数はいったいいくつになるのでしょう。
柔道、体操、水泳、サッカー、野球、レスリング、陸上、卓球、バドミントンのようなメジャーな種目だけでなくアーチェリー、フェンシング、サーフィン、スケートボード、競歩などでもメダルがとれるなんて、日本のスポーツレベルの高さをあらためて世界に見せつけた結果になりました。
空手の「形」という競技は今までもあったのでしょうが、今回オリンピックで初めてその勇ましくも気合いの入った試合を見ることができ、感動しました。金メダルを取ったスペイン代表のサンドラ・サンチェスと銀メダルの清水希容の鬼気迫る演武!スポーツの競技種目はいろいろあるけれど、実在の相手のいない競技の存在にはびっくり。まさに一人相撲ならぬ一人演武にしてあの度迫力!美しいです。私も子どものころこういう武道に出会っていれば、もしかしてのめり込めたのではないかと悔やまれます。
今回のオリンピックは無観客だっただけに、どの種目においてもテレビを通じて選手の覚悟、息遣いが直に観客に伝わってきた気がします。どのようにモチベーションを維持し、この大会にすべてをかけてきたか、それはコロナなどで機会を奪われてはならない命懸けのものであり、メダリストたちが異口同音に大会が開催されたことへの感謝の気持ちを表明したことに如術に現れています。
実際、オリンピックの期間中、無観客にもかかわらず新規感染者が急増し、医療崩壊寸前の状況になりました。だからといってオリンピックが開催されたことを非難する世論はほんの少数で、ほぼ100パーセントの国民はアスリートたちに惜しみない賛辞をおくっています。
各国から参加した選手や役員たちはせっかくの来日の機会を競技以外で楽しむことができず、ホスト国国民としても残念なのですが、コロナ禍が収まったらぜひとも日本を楽しみにきていただきたいものです。
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