2021年8月18日水曜日

入浴施設のロッカーキー

最近リニューアルオープンした新見千屋温泉「いぶきの里」に行ってみました。ロケーションは鳥取県との県境手前、国道180号線沿いで分かりやすく、県北に出かけた際などには気軽に立ち寄ることができます。泉質は単純アルカリ性とのことで確かにお湯に浸かるとたちまち体中がつるつるスベスベに。

私が出かけたのはお盆休み明けの平日の午後だったので、男湯のお客は年輩の人が2、3人入っているだけでした。変化に富んだいろんな浴槽、野天風呂、サウナもほぼ独占状態でとてものんびりできました。

ただひとつ画竜点睛を欠くというか、気になったことがありました。それは更衣室のロッカーキーがフロントで係員から下駄箱の鍵と交換に手渡される仕組みになっていることです。「えっ、いったいそれのどこが不都合なの?」と思われる方も多いでしょう。それは混雑しているわけでもないのに、このような鍵管理システムを採用している施設においては、往々にしてフロントの係員はパラパラ来る客に対しても、同一ブロックのしかもかなり近接したロッカーを割り当てる傾向があります。

今回の「いぶきの里」でもそうでした。500番代まであるだだっ広いロッカールームの奥の奥にやっと自分の番号を見つけました。すると私のすぐ後に入館したお客がいたのですが、その方のロッカーは50センチほど左に隣接し、扉の開け閉めもお互いに気を使います。他はがら空きなのに、よりによってなぜ? 狭苦しいし、何となくバツも悪い……。

そしてこういう悲劇(?)は繰り返されます。だいたい入浴というのは思い思いに時間を過ごす割には風呂から上がる時間がまたバッティングするものです。いろんなお湯を堪能してさっぱりした気分で脱衣所に引き上げたらやはりおじさんも風呂から出てきて近接のロッカーに。私は裸のまま自分のロッカーの中身を全部取り出し、離れた場所にあったベンチに移動して服を着ました。

フロントにキーを返したとき、係員に「もっと間隔を取ってキーを配布してもらいたい」旨、リクエストしました。フロントの方が利用者の便宜のために、なるべく浴室に近いロッカーキーをくれたことは状況から十分拝察されましたが、コロナ禍の3密を避ける意味でも閑散時は思いっきりバラして欲しいものです。


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