2021年9月19日日曜日

岡山大学イベルメクチン治験

 9月始めごろ岡大病院がコロナ治療薬としてのイベルメクチンの治験を北里大学に協力するかたちで開始したと発表していましたが、今ごろになって山陽新聞が記事にしていました。

イベルメクチンは北里大学の大村智先生が象皮病やかいせんの特効薬として川奈のゴルフ場の土壌から分離し、アフリカ大陸の寄生虫に苦しむ人々を救った功績で製薬メーカーのメルクとともに2015年にノーベル賞を受賞した薬です。アフリカ大陸でコロナ患者が爆発的に増えないことから、アフリカでよくつかわれているイベルメクチンに予防効果と治療薬としての薬効があるのではと言われています。

現在コロナ治療薬として日本でも臨床使用が認可されていて実際、兵庫県のある診療所の医師はイベルメクチンを積極投与してかなりの成果をあげているようです。ただアメリカのFDAなどは否定的であり、日本の感染症学会も慎重です。
(アメリカでは牛馬用のイベルメクチンを人間が大量に服用して健康被害続出)

岡大治験の記事では、PCR検査で陽性になった人を入院させ2つのグループに分け、イベルメクチン投与とプラセボ投与で効果を評価するといいます。治験の宿命ですが、プラセボで症状が悪化した人はアンラッキーですね。

藁にもすがる思いのイベルメクチンですが、ここにきて抗体カクテル療法が在宅でも受けられるようになったようで、この夏首都圏で起きたような医療崩壊による自宅放置死は、岡山では現実味がないように思えます。しかし兵庫県の医師が言うように、39度の熱が出たときすぐイベルメクチンを飲めばかなりのケースで軽快するのなら、コロナ感染に対する恐怖はかなり減るのではないかと思います。北里大学での治験の結果が待たれます。イベルメクチンは大野先生が特許ロイヤリティの一部を放棄していて、薬価が安く製薬メーカーにとって開発メリットは少ないそうです。

写真は個人輸入して手元においてあるイベルメクチン。1錠12mg。

(本文は単なる私個人の意見です。正確性も正当性も保証できないのでよろしく)



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