終戦の日、台風の影響で恵みの雨が降りました。大体はこの頃をさかいに朝夕涼しくなり、秋の種まきの準備にかかるのですが、気力がわいてこないです。90歳前後の敗戦体験者の痛々しい、癒えることのない、PTSD 的告白の記事が新聞やネットニュースに載っているのを読むと落ち込みます。我々が生まれるほんの1、2年前の出来事です。
玄関わきの壁に一匹の巨大な土蜘蛛が張り付いていて、ドアを開け閉めしても逃げようとしません。丸々と太っているところをみると、卵を抱えている雌蜘蛛かもしれません。足を広げると10センチはありそうな官能的な姿態を思わずカメラに納めました。
歌舞伎の土蜘蛛は悪霊の化身として舞台の右ひだりにシャーッと糸を放ちますが、現実の土蜘蛛が歌舞伎みたいにシャーッとやるものなのか?謎です。真夏の太陽の熱でお腹の卵を温めている土蜘蛛の平和な午後。これを神の恩寵と言わずして何とよんだらいいのでしょう。(と、コーラン風に)
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