すばらしい体験、保津川下り
カナダから来日中の親戚カップルを誘って京都・嵐山の保津川下りに生まれて初めて挑戦してみました。川下りをした感想は「素晴らしい!」のひと言。何故今までこの年になるまでこんな素敵なものを見過ごしてきたのか、返すがえすも残念。それほどGoodでした。
保津川下りは特に桜や紅葉シーズンには決まってニュースで取り上げられる日本を代表する観光アトラクションですが「観光客で混み合ってそう」とか「怖そう」と思って敬遠されてきた人は多いのではないかと思います。今回の観光アテンドで図らずもこんな楽しい遊びに遭遇できて大変ラッキーでした。
川下りの一般的なコースは嵯峨野トロッコ駅からゴトゴト川沿いに走るトロッコ列車に乗ってトロッコ亀岡駅まで25分かけて移動するところから始まります。亀岡でトロッコ列車を降りたら連絡バスが待っていて、保津川下りの船乗り場まで数分で運んでくれます。
乗船予約は不要。切符を買ってしばらく待っていると川べりの船乗り場まで案内されます。混んでいても相前後して何艘かの船が運航されるので長時間待たされることはありません。怖いようなワクワクするような川下りの始まりです。
小さな船は満員のお客を乗せて保津川を下り始めます。最初の数分は穏やかなところを進んでいきますがやがて落差がある場所に来ると船は大きな水しぶきを上げながらザブーンと船ごと落ちるように川下へ流れていきます。ときには船底が岩に激突し、ゴリゴリ岩を擦る音が足元に響いてきます。
岸辺の木々の高い枝先で日本猿の群れが木の新芽を食べている平和な光景にうっとり。川べりの泥土の上には鹿やイノシシの足跡が付いています。川の流れがゆっくりの場所では舳先の上に立っている屈強そうな漕ぎ手が竹竿を川底に押し当てながら船を前に進めます。大変な重労働であることは説明を聞くまでもなく伝わってきます。航行時間は1時間40分でした。大人一人の料金は4500円ですが、コスパ最高。
やがて渡月橋が見えてくると船旅も終盤です。するとどこからかイカ焼きやおでんなどを満載した船が現れ、私も緊張感がほぐれたせいもあって、思わずみたらし団子とお茶を買いました。最高の体験でした。
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