2018年12月1日土曜日

岡山市、洋食やまと

日本伝統工芸展が明日で終わりなので、自転車で出かけました。今年は人形とキモノが多く、漆芸が少し貧弱な気がしました。
10数年前、母がまだかろうじて外出できていたころ、伝統工芸展を見に来たことがあります。もうほとんどしゃべることも感情を表現することもなくなっていた母ですが、童女の人形をみて微笑んで「かわいい!」と声を発したのは驚きでした。車イスを借りてまで連れてきた甲斐があったと思いました。

今年は私が知ってる範囲でも、M君やT君のお母さんが大往生をとげられました。ご冥福をお祈りします。

美術館の帰り、岡山では人気店の洋食屋、やまとに行きカウンターでグラスビールとトンカツをいただきました。目の前でご亭主が焼き飯を焼いたりトンカツを揚げていて、喉まで声がでそうになるのをがまんするのに苦労しました。

「しんちゃん、あんた顔は老牡ライオンみたいになったけど声は優しいなあ!」と。

操山高校同期なのですが、同じクラスになったことはなく、その後同窓会などで顔を会わすこともなかったので、大和君にしてみれば「孤独な年寄りがボッチ飯食いに来たなあ」とでも思ったかもしれません。頼り気ない息子さんも今ではいつでも代替わりできるまでに成長しました。

声を掛けたかったけど、いったんそうしたことをしたら、いままでのようにフラりと店に寄りにくくなるのでやめました。

トンカツ、焼き飯、ラーメン、ハヤシライスとレパートリーが広く値段も安いし、味はフツーに美味しいです。

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