2021年12月2日木曜日

衰えゆく身体機能

一人暮らしをしていて気をつけなければならない最大のポイントはできる限り健康を保つこと、自立した生活をすることだろうと思います。現在の私の体の状況が果たして健康といえるのかどうか、自分では健康と思っていても病院で3か月ごとの定期検査を受けていると体中あちこちいろんなことを指摘されます。

高血圧、腎機能低下、高コレステロール血症、前立腺肥大症そしてこれらを引き起こしている元凶の肥満。いずれの項目も長年病院で見てもらっているのにちっとも改善しないし、かと言って急速に悪化している様子もありません。ただそれぞれの症状に合わせて処方される薬の種類が年々増えてきました。

こうしたいわば持病に加えて、この秋には右肩に激痛が居座るようになりました。50肩ならぬ70肩(?)でしょうか。数日様子を見ても痛みが引かないので整形外科を訪れたら筋肉痛とのことでした。毎年晩秋になると庭の渋柿を採って干し柿を作るのですが、今年は柿の皮むきをしたときにちょっと手首が痛いなと感じました。思い当たることと言えばそれぐらいしかないのですが、例年柿を500個むいていて何ともなかったのに、やはり年々老化が進行しているのかもしれません。

また数年前突然味覚障害と嗅覚障害を起こし、味覚障害は1週間ほどで回復したものの嗅覚はいまだにほとんどありません。

しかしながら体のすべてが悪いとこだらけというわけでもなく、いいところもいくつかあります。なかでも抜群の視力により眼鏡いらずの老後生活を送れているのはラッキーとしか言いようがありません。

40歳後半ごろ老眼が始まり、手元の地図や本の活字が見にくい時期もありました。いちおう度数の低い老眼鏡も購入したのですが、家の猫たちがおもちゃにして壊してしまい、それ以来がまんしていたら老眼が直ってしまったのです。

いまでは小さな活字の文庫本でもスマホの小さな画面にぎっしり表示された株価ボードの数値もくっきり、遠方の景色や信号機・交通標識もばっちり。オールディスタンスOKです。もちろん裸眼のままで手術なんかしていません。「老眼を数年間がまんしていたらすっかり直りました」と主治医に言っても、信じてもらえないのは不本意なのですが……。


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