2013年1月1日火曜日

“年の日”考

 明けましておめでとうございます。このブログも7年目に入ります。変わったことがとくにないのに書き続けることはときおりとても困難で無意味に思えることもあるのですが、自分自身の備忘録としてこれからも書いていこうと思います。

 さて“年の日”というタイトルですが、フランス語で正月、あるいは元日、元旦等に相当する言葉は"jour de l'an" といいます。jour 「日」、de は「の」、l'an は「その年」です。だから日本語では「年の日」になります。英語では "New Year's day" と言いますね。「新年の日」という意味でフランス語と同じ発想法です。「の」は連体修飾語である格助詞ですが英語の of、フランス語の de と同じようなもの。わかりにくい説明をしていますが、要するにフランス語では、元日はバレンタインデーとか子供の日と同じような感覚で、「その年のある特定の記念日」なのです。

 これに比べると日本語の正月は文字通り「新年の月」であり時間的な広がりを感じさせます。これに対し、欧米では1日限りの祝日が日本ではだらだらと長い。そもそも公務員だけでなく銀行や企業は年末年始に1週間ぐらい休業します。土日でも祝日でもない平日にもかかわらず公然と仕事をしなくていい日になっています。話がそれますが東京のアメリカ大使館は本国の休日に当たる日、あるいは日本の休日には閉館しますが、12月30日31日、1月2日や3日が土日でなければ開館しています。欧米では年末年始の休みはなく、1月1日が祝日であるだけです。

 子供のころ感じていた日本の正月、独特の気分の2週間は冬休みとともにあったのですが、大人になり、年をとってきたら次第にそうした東アジア的祝祭気分が失われ、今では私の正月はすっかり単なる「年の日」になってしまいました。今年は父が入院したまま年越しをしたので餅も雑煮も省略です。これでいいのだと感じます。それに正月はダイエットの大敵ですから。(未完稿)


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