2015年4月25日土曜日

健康2題、早歩きと食事習慣

最近健康に関するニュースでいいかも!と思ったことが二つあります。  

一つ目は脂肪肝の改善に関する話題。筑波大学の正田純一教授(消化器内科)らの研究チームは、脂肪肝は早歩き程度の少し強めの運動を毎日30分以上続けると大きく改善するという研究結果を発表しました。

歩くことが健康にいいという説は今までも耳にたこができるほど聞いてきましたが、今回の研究発表の真新しい点は“運動を続ければたとえ体重が減らなくても脂肪肝は改善する”と指摘したことです。

今まで私のウォーキングは肥満を解消することに主眼を置いていて、その成果のなさにすぐに歩くことを諦めていたのですが、目に見えなくても歩きさえすれば体の内部から健康が取り戻せるとは朗報です。

実際これまでも健康診断の前に1ヶ月ほどウォーキングをすると中性脂肪の値が激減することは自分自身経験してきたことなのですが今回の発表は我が意を得たりです。どこを歩くかなどといろいろ考える前にまず行動しよう。時は春、山桜が満開の今から梅雨までの今の季節がウォーキングには一番気持ちのいい時期です。

もう一つなるほどと思った話は何かと極端な健康法を実行しているとテレビや著書で公言している南雲吉則先生の「1日1食」主義です。先生自身、この習慣を確立するのには何十年もかかったと言っているので今の私にそんなことは到底無理。しかし先生いわく食事は「お腹がぐうぐう鳴りだしてから食べるべき」という話には説得力があります。

戦後の食糧難の時代だけでなく人類は何百万年前からつい最近までほとんどの時代を飢餓状態で生きてきました。いわばお腹がすいているのが正常かつ通常の状態でした。

死ぬほどの空腹に耐えながらも力をふりしぼって獲物を捕るためにがんばって生き残ったものだけが今も生き残っている現代人なのだから自分にも空腹に耐える能力は備わっているはず。まずはお腹がなるかどうか確認するまで食事は待ってみようと思います。

南雲先生は話のついでにエネルギー不足によって性生活はかえって強くなるとも言っています。なるほど梅でも桜でも枯れる前には狂ったように花がつきます。子孫を残す本能が働くからでしょう。

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