2017年11月1日水曜日

運転マナーあれこれ

このごろ毎日のように悲惨な交通事故のニュースを聞きます。居眠り運転、信号無視、逆走、スピード出し過ぎ、酒気帯び運転など、いわば従来型の事故に加え、このごろ運転する人の心のブレーキが壊れているとしか思えない恐ろしい事故が多発しています。追い越されたのが気にくわない、急ブレーキに腹が立つ、こっちを見た等々子どものけんかみたいなことを高速道路の走行車線で繰り広げる輩の何と多いことか!
最近も悲惨な事件が報じられました。当初は単なる追突事故として処理されていた東名高速夫婦死亡事故です。サービスエリアで車の止め方を注意された男が逆上して、時速150キロで注意した人の車を追いかけ、高速道路の追い越し車線上で車を止めさせ、トラック追突という大事故を招いた何とも恐ろしい事件。
犯人として逮捕された25歳の男は過去に何度も同様の危険な行為を行っていたと報道されていますが、女連れだととくに人格が豹変してイキがっていたそうです。今回の事件のような極端な例は別にしても車にはハンドルを握る人を狂わす何かがあるような気がします。
私自身も運転中は人格が変わります。私がいつも通る道はとても狭くすれ違いも困難。対向車が見えると、この道に慣れている人は阿吽の呼吸で対向できる場所まで車を進めます。ところが高齢者や女性は対向車を見たらその場で固まってしまうことがしばしば。イラついた私は思わず「違うだろう、そんなとこで立ち止まって!このボケッ」と前衆院議員のおばちゃんみたいな暴言を心の中で口走っています。ほんとうに思慮に欠ける運転マナーだと自戒、反省。
先日、JR西大寺駅から東備バスに乗って牛窓まで出かけました。久しぶりに乗った路線バスの運転手さんの運転ぶりを一番前の席に座って何気なく見ていたのですが、感嘆のひとことでした。乗客一人一人に丁寧にあいさつし、停留所の案内をし、しかも運転技術はまさにプロ!そもそもあんな巨大な車体をどこにも当てずに安全にしかもきびきびと走らせること自体が信じられません。その上の心のこもった乗客対応です。
終点近くの停留所で、降り際に「さすがプロですね!」と思わず声を掛けてしまいました。自分もこれからはこんな品格ある運転をしようと心を打たれたバス乗車体験でした。

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