2021年7月14日水曜日

大阪・奈良1泊2日旅

 まもなく東京でオリンピックが始まろうというのに、コロナ禍は一向に収まる気配がなく、祝祭感、ワクワク感がほとんど感じられないのは寂しいものです。家でボサッとしていても何も始まらないので、気分転換のために日曜と月曜の1泊2日で大阪・奈良まで出かけてみました。

 行政の意のままには動かない大阪人も長引くパンデミックにエネルギーを吸い取られてしまったのか、あるいは日曜のせいか人出は少なく、8時にはいっせいに店が閉まり、キタやミナミの繁華街が寂しく感じられました。すでに未来に向かって明るくにぎやかに歩み始めた欧米の街角の様子をテレビで見るにつけ、感染者数、死者数とも欧米に比べれば桁違いに少ない日本で、担当大臣自らフリップまで用意して酒販業者に直接、間接に圧力をかけ、更なる自粛を迫っていることは異様です。

 翌月曜日は大阪・日本橋の喫茶店「丸福」で大阪在住の友人K君と落ち合い、「暇だし、奈良へ行ってみよう」という話になりました。K君は現役時代の職場の後輩で歴史や時事問題に詳しく、私がどんなことを質問しても間髪入れず「それはこんな歴史背景があるから」と明快。歩く辞書です。おまけに安倍元首相と同じ難病を患い、仕事も40歳過ぎには辞めてしまい、いつも暇で、私の突然の呼び出しにも気軽につきあってくれる貴重な存在です。

 奈良までは近鉄でわずか30分。いつも観光客でごった返す奈良も観光客がこうも少ないとまるで初めて訪れた街のような錯覚にとらわれます。いつもなら群をなす鹿が煎餅をくれと通行人に近づいてくるのに、観光客が払底して鹿も煎餅をねだることを忘れてしまったようです。その代わり広大な芝生の上で無数の子鹿たちが草を食んでいました。不思議なことに屈強な牡鹿の姿がありません。こんなところにもコロナの影響が及んでいるのかもしれません。

 お昼ご飯を食べようと老舗料亭の「菊水楼」に立ち寄ったのですが、メインのレストランは平日は休業中でがっかり。明治24年創業の由緒あるこの料亭も、今回のコロナ・パンデミックにはお手上げの様子でした。感染症の恐怖に加えて飲食業に不当に圧力をかける政策と相まって、全国の多くの店が廃業に追い込まれています。政府には圧力ではなく積極的な支援が求められます。






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