2021年7月20日火曜日

ヨーロッパ絵画400年の旅展

 先日、岡山県立美術館で開催中の富士美術館コレクション展を見にいきました。日本の美術館ではなかなか見る機会のない16世紀の絵画から20世紀絵画まで、まるでヨーロッパの美術館の中を歩いているような錯覚を覚え、興奮しました。

もはや一つ一つの作品に付された画家の名前や解説を読むのに時間を費やすことなく、ただ全体的な雰囲気を楽しむことに集中しました。

西洋絵画は、余白と簡素な線で構成された東洋絵画と異なり、すごくsensualというかvoluptuous、つまり肉感的だなと感じました。美術館を出たら「今日は血のしたたるステーキをたべよう!」という気分になりました。

モネの「睡蓮」もありました。睡蓮と言えば大原美術館の「睡蓮」が有名ですが、正月に大原美術館を訪れたとき英語タイトルがWaterliliesと一つの単語になってるのはおかしい、再考を、と美術館に意見を述べました。そのことをこのブログに書いたような記憶がありますが、大原美術館の学芸員は私の意見に丁寧な返事をくれたものの、なかなかしぶとい。最近のテレビニュースに写った映像からも、分かち書きする気はないようです。

ちなみに富士美術館の「睡蓮」は世界中のほとんどの美術館で表記されているとおり、Water lilies となっていました。また東京富士美術館の創設者は池田大作氏、美術館は八王子の創価大学と隣接しています。

英語の分かち書きは本当に難しいと思います。カナダの従姉にメールを書いていていつも、everyday なのかevery
dayなのか、こんがらがります。これはアメリカ人もよく間違えるそうです。
調べてみるとeverydayは「日常の」という形容詞、every day 「毎日」は副詞(句)で意味も用法も微妙に違うのですが、しばらくするとまたどっちだったかなあとあやふやになります。

余談が長くなりましたが、岡山県立美術館で開催中の富士美術館コレクション展は8月29日まで。シニア料金1100円。

(山陽新聞7月20日より)


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Water liliesと言いますが、Water lotusとは言わないですね。
ゆりと睡蓮では全く見た目にも違う花ですが、西洋人の感覚が日本人と違うのか、日本語訳をどこかで間違ったのか。どちらにしても不思議に思いますね。