2023年4月12日水曜日

猛烈寒波襲来

この冬は暖冬気味に推移していると感じていたのに、大寒になってからというもの、天気予報通り日本列島は猛烈寒波に襲われました。岡山県内では北部を中心に高速道路が閉鎖されただけでなく、備前市内の国道2号線までマヒし、20数キロもの大渋滞だそうです。

 家の中にいても水道の凍結が心配になります。ちょうど1年前のこと、台所で洗い物をするのにいつまで待ってもお湯が出てきません。おかしいなと思って家の外に設置してある電気給湯器を点検したところ、器械が破損しタンクの熱湯はすべて排水溝に流れてしまっていました。

 この突然の惨事にどのように対処したかというと、専用の電源を切り、水栓を閉めただけでそのまま今にいたるまで放置しています。いまどきお湯のない生活をしている世帯など数えるしかないと思います。今の時期、顔を洗うのも食事の用意、後かたづけをするのもすべて凍るような冷水で行っています。

知り合いにそんなお湯なし生活のことを話すと、まるで私のことを人格破綻者であるかのように非難するのですが、ひとことで言うと元の状態に復旧させるのがめんどうなのです。

老い先短い状況では高価な電気温水器ではなく、簡便なガス給湯器で済ませようと業者に聞いたら、半導体不足の影響で半年待ちとか。それに業者に来てもらうには家の内外を片づけて掃除もしないといけないし……。

結局、顔や食器を洗うときはやかんにお湯を沸かし、ほそぼそと。でも慣れるとどうということもありません。ウクライナの惨状を見ると水が出る生活ができているだけでも天国です。私が育った戦後間もないころは暖房なし、お湯なし、ガスなし、水道なしでした。電気だけはいつもありました。朝目覚めると母がたらいで絞った熱々のタオルで顔を拭いてくれたものです。

実家の風呂は私が高校生になるくらいまで薪で沸かしていました。そしてそのころ登場したのが夜間の安い電気を利用した電気温水器です。


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