2017年10月8日日曜日

Youは何しに日本へ?

カナダ旅行から帰ってきてやっと時差ボケが直りつつあります。久々の親戚訪問でしたが、バッグに詰め込んだカレールー、味噌醤油など問題なく持ち込め、すき焼き、カレー、ハヤシライスなど台所を借りて作ってあげたら大好評でした。いろいろ楽しい毎日でしたがそんな話はおりおりに。
きょうは帰りの飛行機で隣に座った人々についてご紹介します。

カナダからの帰り、カルガリー・バンクーバー、バンクーバー・関空間を飛行中、たまたま隣に座った人にいろいろ尋ねてみました。バンクーバーまでいっしょだった白人青年は大学を卒業したあと神戸で数年英会話学校で働いたことがあるとかで、そこで出会った日本人彼女にプロポーズするために神戸に向かっていると言って、小さなダイヤのエンゲージリングをうれしそうに見せてくれました。関空の税関出口でまた遭ったので大阪までは電車かバスか聞いたら、神戸のポートアイランドまでフェリーで直行すると言って消えていきました。ポートアイランド埠頭で感激の再会、プロポーズするのか・・・20代のころってそういえばだれしもはっきりした将来は見えなくても前へ前へ進むことができた日々だったなと遠い昔を思い出しました。その青年は彼女を連れてカナダに帰り、また大学に入り今度は土木工学を勉強すると言っていました。日本では結婚と学生生活を両立させることはなかなかむずかしいのが現状ですが、カナダでは望めば、多くの場合、そういう選択が可能なようです。
バンクーバーから関空までは中国系か韓国系かよく分かりませんが30代ぽくみえる女性と隣席どうしになりました。食事のときにいろいろ「Youは何しに日本へ?」と尋ねてみました。「東京より大阪が好き」という彼女はもうすでに10回も日本に来たことがあるというので、いったい日本の何が貴女をそんなに惹きつけるの?と聞いてみました。答えは簡単でした。「Beef !」。カナダの牛肉も美味しいじゃないかと言ったのですが「全然話にならない」というほどの日本信者でした。トロントの会計事務所で働いていて日本へは3週間の休暇を取ってきたそうで、奈良、函館、札幌と、回ると言っていました。彼女の日本旅行プランを聞きながら、デンツー新入女子社員過労死事件に見られるように日本人の働き方は40年前とまったく変わっていないのが不思議な気がしました。(テレビや新聞で見る過労死事件のお母さんは今や鬼の形相でマスコミに語りかけている姿をよく見ますが、娘を緊急避難させることができなかったご自身のことも語ってほしいとちょっと思いました)

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