2019年1月17日木曜日

宇和島から松山へ

愛媛県は伝統的に教育、文化に力を注いできた県です。文部省の全国学力テストが実施される日は出来の悪い児童や生徒を登校させないで平均点をかさ上げするなどということもやってたくらい。


そんな愛媛県には大変立派な博物館や美術館があり、今回初めて宇和島(西予市)にある歴史文化博物館に寄ってみました。1994年開館なのでいかにもバブル時代の贅沢かつ意欲的なデザインの建物でした。

松山市の中心にある県立美術館は何度も訪れたことがある素敵な美術館です。ちょうど英国、グラスゴーの海運王バレル・コレクション展をやっていました。印象派の名品が70点ほど。ほとんどの作品が日本初公開でした。グラスゴーの美術館が大規模修理中でその間、日本に貸し出しているとのことでした。福岡、愛媛、静岡、東京、広島と巡回中です。東京ではBUNKAMURA。
また、県立美術館では修復が終ったばかりの弘法大師空海の肖像画も展示されていました。松山市の太山寺所蔵。

東京や大阪と違って地方都市の美術館は本当に閑散としています。まして平日では。カフェの大きな窓からは天空にそびえる松山城が絵になります。外国人親子が窓辺にいたので、写真の構図に入ってもらいました。今日が誕生日だというイギリス人は不動産業の自営と言っていました。今年5月に4歳になる息子は愛嬌があって、私にいろいろしゃべりまくり面白かったです。私がWhere do you live?と尋ねたら「黄色いおうち! 新しいおうちだよ」などと答えていました。子どもにとってはどこの町に住んでるかどうかは無関心で、どんな家に住んでいるのかが彼にとってのwhere なのだなと思いました。イギリスは不動産バブルで儲かってるみたいです。

斎灘(いつきなだ)沿いの国道を夕日を見ながら今治、しまなみ海道、尾道経由で岡山に無事帰りました。
愛媛県立美術館前から仰ぎ見る松山城

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