2021年1月3日日曜日

大原美術館


 大原美術館が空調設備をリニューアルするために昨年長期休館していたあと、初めて出かけてみました。チケット販売窓口で試しに、シニア割引ありますか?と聞いたら、それはないけれど、JAFカード持ってないですか、ないです。天満屋カードは? ないです。山陽新聞何とかカードは? 持っていますが家に、、、などと親切にも延々と聞いてくれ、とうとう「たまるんカード」で大ヒット!! 晴れて200円引きで入館できました。通称「たまらんカード」もたまには役に立つものだとちょっと嬉しくなりました。

大原美術館は現在、中国銀行の店舗だった建物を改装、児島虎次郎や古代エジプト、西アジア出土品の陳列のためのプロジェクトが進行中で来年にはオープンするようです。そのために「第三創業基金」への寄付金を募集中です。今まで寄付金を寄せられた方々の名前がパネルで表示されていて、中学校同期のMさんのお名前も拝見しました。一口の額が割合大きいのでぱっと思い付いて寄付するのは困難なだけにMさんには敬意を表します。

私は大原美術館に対し別の方法で質の向上のために微かな貢献をしたつもりです。というのも大原美術館のコレクションの中でエル・グレコの「受胎告知」と双璧をなすモネの「睡蓮」について、その英語タイトルが「Waterlilies」と表記されていることに違和感を覚え、ケンブリッジ英和辞典、その他で確かめたら、綴りは「Water Lilies」と2語で構成されています。こういう分かち書きは紛らわしいものが多く、どちらが正解かというと、辞書の見出しだけでなく引用件数の多さで、より多くの人が使うものがまあまあベターかと。

そんなことを「ご意見箱」に残して美術館を後にしました。まあこういうのは「貢献」というより「でしゃばり」というのがぴったりですが、、、
万一、自分の指摘が間違っていたら赤恥をさらすことになるので、「一般的には2語で綴るようです」とおだやかな言い回しで書きました。

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